ジョン・グリシャムの最新作が文庫本で発売になっていたので、すごく久々に小説を読みました。今回のこの小説は法廷モノというよりかは裁判の外での駆け引きがメインなので、いわゆる「弁護士と検事の闘い」というものではありません。
しかし、発癌性物質を垂れ流した企業の責任を問うための裁判に、原告として関わると一体どういうことになるのか、ということが赤裸々に表現されていてその切り口が素晴らしいと感じました。
一つ気になったのは、企業のトップが裁判の和解について、マスコミを情報操作して株価を操作し、株を買い漁る描写があるのですが、これってインサイダーになったりしないのかなという点。日本だったら確実にインサイダー取引で捕まってそうですが、どうなんでしょう…
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いまさら感が漂いますが、会社の同僚に借りて読んでみました。結論からいうとユーザビリティについて当たり前のことが簡潔にまとまっている良書です。自分用に一冊買おうかと思うぐらいでした。この本から学んだことはたくさんありましたが、記憶に残っている部分を箇条書きにしておきます。
- ユーザに考えさせない: 言葉は直感的にわかるものを選んで使用する。何の情報がどこにあるかを明確にしておく。ボタンはクリックできるものだとユーザが認識できるようにデザインする。
- 人はページ内の文章は読まない。ざっと読むだけ: ユーザは大抵急いでいるので全ての文章を読んだりしない。
- サイトの左上のロゴ(ID)は重要: ユーザは自分が今どのサイトにいるのかわかるようにするため。
- ユーザビリティテストは難しくない: ユーザビリティテストには何十人も必要なわけではない。たとえ一人だけのテストでもやらないよりは100%マシ。
- ユーザをもてなす心が大事: ユーザに不要な情報を入力させたりしないこと。プライバシーに関する情報を過度に取得するとユーザの信頼を失う。
とにかく、今までこんないい本を読んでいなかったことが非常に悔やまれるぐらいのいい本です。
会社経営に興味があるわけではないのですが、Amazonでやたら評価が高かったので気になって読みました。21世紀の会社経営について、どうしていけば良いのかを明確にしていてすごくわかりやすかったです。この本から学んだことを箇条書きにしてみます。
- 現代の会社経営は市場や環境の変化が早いため非常に難易度が高い。
- そのような状況で経営していくには、KPIなどを決め数値をモニタリングし、経営のコックピットを作ることが大切(見える化)。会社経営は飛行機の操縦以上に難しい
- 「見えるようにすれば、気付く→気付けば動く→動けば変化する→変化を目に見えるようにする」というサイクルを作ることが重要(ちょっと違うけどPDCAみたいなもの)
- やる気・モチベーションのような精神論だけでは駄目。社員に考えさせて行動させる。
- 社員に考えさせるにはビジョンや戦略を共有することが大事。同じ価値観・問題意識を醸成させる→今流行りの「全員が経営者」
- 先月の売り上げなどの結果を見ることは大事だが、先行管理の方が重要。見積もり→受注→売上というプロセスがあるが、売上までには時間がかかるので、売上だけを見ても遅い。見積もり→受注のプロセスを管理するべし。
- 見える化することで社員に対して公正な評価を付けやすくなる→ただ、100%公正にはできないと思いますが…
- 競合他社を真似ることで短期的には他社に追いつけるが、それでは新しいマーケットは作れない。
- 現場で起こっていることを知るには「IT日報」が一番。また日報をただの報告ではなく「今日の結果を考えて明日どうするか」を考えさせるツールにするべき。
本の最後の方は「IT日報」をどう活用するか、という話が多い気がしましたが、この人はIT日報エバンジェリストみたいなので、ここは話半分で読みました。全体的には非常にポイントがわかりやすく、色々勉強になった本でした。
発売されてから2ヶ月ぐらい経ってしまったのですが、ようやっと読み終わりました。雑誌ということで、普通の書籍より先端的な情報が入っていて非常に参考になる雑誌でした。
- バーティカル検索などの昨今の検索エンジンの状況
- 検索エンジンとユーザの消費活動の関係
- SEOの基礎(リンク構造、titleやmetaタグ、URLの構造)
- キーワードの選び方
- 専門家による検索結果順位決定の要因分析
などなど。個人的に「へぇ」と思ったのは、meta keywordsタグでのキーワードの使用はもはや検索結果の順位にはもはや影響ないとか、meta descriptionタグでのキーワードの使用も順位にはあまり関係ないとかそのあたりでした。この2つってわりとSEOの中では常套手段的なものだと思っていたのですが、小手先のテクニックでできることなのであまり意味がないのですね。
最近SEOをかじっていて思うことは、「検索してやってくる人のことを考えてページを作るべし」ということでした。至極当たり前のことですが、ユーザがどういうキーワードでランディングして、どのような動きをしてサイトを離れていくかを徹底的に分析することで1セッションあたりのPVにも大きく影響が出たりしますし、その結果として検索結果の順位もよくなっていくのかなと。meta descriptionが検索結果には影響がないと言っても、ここにキーワードを入れておくと検索結果一覧でキーワードがハイライトされるので、結果的にユーザは「おっ」と思ってクリックしてくれたりするわけです。
なので、やっぱりユーザビリティを考えれば自然とSEO効果っていうのは出てくるんじゃないかなぁと思っています。
仕事でサイトの運営をやっているのですが、こういうアクセス解析の教科書的な本を真面目に読んだことがなかったので買いました。
構成としては
- アクセスログ解析の必要性
- アクセスログ解析でわかること
- アクセスログ解析の仕組みとツールの比較
- ツール選定のための指標
- アクセスログ解析の活用事例 – BtoBサイト
- アクセスログ解析の活用事例 – BtoCサイト
- 付録
となっています。アクセスログ解析は仕事でもこのブログでも行っているので、その必要性や測定できる数値などはすでにわかっていましたが、それをどう応用していくかが書かれている活用事例の部分が参考になりました。
とくにBtoBの場合は「まずは問い合わせを増やす」をゴールにしたアクセスログ解析の活用事例がわかりやすく説明されていてよかったです。また、コンバージョンしたユーザの行動履歴から成功パターンを見いだしたり、逆に離脱した人から問題点を把握することは、アクセスログからサイトの構造やユーザビリティを改善する上では必須の作業なのだということを改めて思い知らされました。
また、特定の行動履歴を持つ人にだけ自動でバナーを出したりするようなアクセスログ解析ツールもあるようで、今の時代はアクセスログ解析+αな製品もあるようです。実際使えるのかはわかりませんが、これはすごいと思いました。
そして最後についている付録には、「コンバージョン」「直帰率」などアクセス解析する上で知っておかなければならない単語の意味がずらずらっと書いてあって参考になります。
アクセスログ解析というのは、本来であれば非常に難解なテーマだと思うのですが、この本を読んでいて「難しい」と感じたことは一度もありませんでした。1600円というお手頃な値段なのでサイト運営に携わっている人にはぜひお奨めしたい本の一つです。
Redmineがソフトウェアの開発管理を行う上で気になっていたので買って読んでみました。読み終わって思ったのはこれ、便利そう!ということ。似ているソフトウェアとしてはTracというものがありますが、Redmineが優れている点として
- SubversionなどのSCMの対応状況。Git, Mercurial, Bazaar, CVSにも対応している。
TracはSubversionのみ プラグインを入れることでTracでもこれらのSCMに対応できるようです。
- チケットの開始日・期限日・進捗率のデータからプロジェクトのガントチャートが自動で作れる。→これもTracではプラグインで実現できるようです。
というところでしょうか。個人的にこの手のソフトウェアに期待するのはチケット(BTS)のカスタマイズ製ですね。自分たちの業務フローにマッチさせることができるのかどうか。あとTracではソースコードレビューのためのプラグインがあるようなのですが、Redmineにはなさそうです。
で、この本自体はそんなRedmineの導入から使い方までを懇切丁寧に教えてくれる本です。この本を読んでいれば「試しに使ってみる」ことの敷居は非常に下がりますし、「機能とか調べるのにいちいち試してらんねーよ」という人にもお奨めな本だと思います。
2009/2/9:gitなどのSCMの対応やガントチャートの表示はTracでもプラグインを利用すれば実現可能なようです。その辺りの文章を修正しました。コードレビューのプラグインもあることを考えれば俄然Tracの方が良さそうな気がしてきました。
SEOの基本中の基本を理解したかったので買いました。
まずは検索エンジンで「実際に検索されているキーワード」を見極めてそれをHTMLに落とし込んでいくやり方が書いてあります。初版が2006年なので最新の情報はカバーされていませんが、Google Analyticsによるアクセス解析の方法(のさわり)まで盛り込まれています。
ただ、ちょっと気になったのは実際にHTMLを作成するツールに「ホームページビルダー」を使っていたこと。このソフトは不要なタグをいっぱい吐いてくれるので、検索エンジンが好むシンプルなマークアップにはならないんじゃないかと…この本の趣旨はホームページ制作ではなくSEOとSEMの説明なのであまり関係ないと思いますが。
なお、SEMの部分は商用サイトを運用しているわけではないので読んでいません。
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